第7回学術集会
第7回学術集会を、下記のように開催いたしました。
テーマ:問いかけよう実践の根拠 つなげていこう仲間の力
期日:平成25年9月1日(日)
場所:宮崎県立看護大学 高木講堂
学術集会会長:川村 道子
企画委員
壹岐さより、甲斐鈴恵、川越竜一、河野義貴
川原瑞代、田中千恵、中村千穂子、沼口文枝
吹上大祐、藤丸誠二、毛利聖子
第7回学術集会開催にあたって
第7回学術集会長 川村 道子
本学術集会は、今年で7回目を迎えることになりました。今年の5月には企画委員が集まって、今年度の学術集会のテーマを「問いかけよう実践の根拠 つなげていこう 仲間の力」と掲げました。昨年度の学術集会のテーマを発展させたいという気持ちで一致しました。対象の健康回復への手助けをしていくためは、看護チームのみならず、多職種からなるチームメンバーと連携・協働していくことが求められ、そのためには、看護職者は他のチームメンバーに、実践の中身と判断根拠を発信していく力をつけていなければなりません。日々の実践の場では共有されにくい実践の判断根拠を、この学術集会の場で問いかけ合い、確かめ合い、仲間たちに繋げられたらと思います。
午前中は、参加者が一堂に集まって“実践の根拠を問いかけ、確かめ合おう”のテーマでのパネルディスカッションを行います。パネラーからの発言をお聞きになり、ディスカッションの時間をたっぷり使って、会場にお越しの皆様と活発な意見交換ができればと思います。
午後からは、“共有・発展、地域看護の力”のテーマで、ポスターセッションを行います。地域看護の領域で活躍する方々からポスターを使ってのプレゼンテーションが行われますが、発言者とより近い位置でディスカッションが可能ですので、地域看護に関心をお持ちの方は是非ご参加ください。また、ポスターセッションと同時進行で5つの交流集会を企画しました。少人数でのディスカッションとなり、例年意見交換も活発に行われていることから、昨年より時間を少し長く取りました。関心のあるテーマの集会に是非ご参加ください。
プログラムの最後は、“リエゾングループに所属しての活動”の報告を行って頂く事になりました。本県での活動報告がまだ少ないリエゾングループとして実践を表現して頂きますが、今後の活動がさらに発展していくよう願いたいと思います。
本日の学術集会での学びが、明日からの看護実践に繋がっていくことを願っています。
【プログラム】
パネルディスカッション
“実践の根拠を問いかけ、確かめ合おう”
パネリスト1
患者の本来もっている生命力の立ち上げに必要な看護について
~術後多発性脳梗塞併発し意識障害ある患者との関わりから~
グェンフンスアンホン
パネリスト2
精神疾患をもち、消化器疾患の積極的な治療を要する患者に回復を促す看護
~「死にたい」と訴えを繰り返す患者への関わりを通して~
兒玉亜也香
パネリスト3
NICUに入院する心臓病のこどもと母親をつなぐ看護
足立聡美
交流集会
1)「認知症をもつ患者の看護について考える」
話題提供者:西川綾
ファシリテーター:川越竜一 高尾千賀子
2)「こころの病を抱えた児童思春期の対象への看護の役割とは」
話題提供者:河野義貴 吹上大祐
ファシリテーター:阿久根頌吾 矢野秀蔵
3)「周産期救急の場における看護
~緊急帝王切開で早産児を出産した母親への関わりから~」
話題提供者:河野優
ファシリテーター:壹岐さより 森山加奈子
4)「終末期における家族看護」
話題提供者:武田恵梨香
ファシリテーター:毛利聖子 谷口敦子
5)「人工呼吸器の装着を余儀なくされた患者とその家族への看護
~家族不在時に急変し挿管となった事例を振り返って~」
話題提供者:酒匂真理
ファシリテーター:沼口文枝 森俊之
ポスターセッション “共有・発展、地域看護の力”
1)「高齢者施設における結核対策について」
田多良佳代
2)「『心臓病児交流会』の振り返り」
宮田弥佳
3)「T町における低体重児出生の予防にむけた取り組み」
斉藤絵美
4)「特定健診・特定保健指導への取り組みと課題」
結城佳代
5)「効果的な“がん検診”の取り組みにむけて」
西森由華
6)「N市中央地区地域包括支援センターでの取り組みについて
―認知症の方の見守り支援ネットワークづくりに向けて―」
内田百合子
7)「実習地域における施策化の試み
―見守りと安全のまちづくり事業―」
齋藤有貴
実践報告
「リエゾン精神看護グループに所属しての活動」
藤木麻衣